Krug Vintage
2002
穏やかで寛大な気候の年に生まれたクリュッグ2002は、見事なバランスを示しています。美しいストラクチャーに偉大な力強さ、エレガンスを合わせ持った果実味溢れるワインに因み、テイスティング委員会によって「自然への頌歌(しょうか)」と名づけられました。
クリュッグ2002は、ピノ・ノワールを40%、シャルドネを39%、ムニエを21%配合した、エレガントさが魅力のシャンパーニュです。
ブレンド
インタビュー セラーマスター
ジュリー・カビル
非常に表情が豊かで美しい骨格を持ったシャンパーニュとなっています。
ジュリー・カビル、クリュッグ セラーマスター
2002年は温和な好天に恵まれ、一年を通じて暖かい日が続き、比較的雨が少ないという、ブドウの成熟に理想的な条件が揃っていました。
そのため、ブドウの圧搾を始める頃には、健やかに育った良質な果実であることは誰の目にも明らかなものになっていました。2002年、クリュッグは極めて均質でバランスの取れたブドウを収穫できたのです。
クリュッグはクリュッグ 2002の醸造を決め、非常に穏やかで恵まれた年を音楽に例え、「自然への賛歌」と名付けました。美しく重なり合うフルーツの風味、そして格別な深みと優雅さを備え、卓越した表現力を持つワインの生産にふさわしい、完璧な条件が揃った年でした。
同年にさまざまな区画で作られたワインを厳選してブレンドしたクリュッグ 2002は、鮮烈で印象深い果実味が特徴です。クリュッグ 2002は、ピノ・ノワール(40%)とシャルドネ(39%)、ムニエ(21%)が対話するようにバランスよくブレンドされています。
その後、セラーで13年間熟成させてバランスと繊細さを育むことで、クリュッグ 2002ならではの優雅さがもたらされました。
セラーでの時を経て:
このボトルは、約15年にわたってクリュッグのセラーで熟成されます。時間の経過によって独特の表現とエレガンスが生まれ、春 2017のコルクが付与されます。
フードペアリング
さらに、肉汁を煮詰めたソースを添えたカモの胸肉やバターナッツカボチャのロースト、キンカンのチャツネ、オレンジの皮で香り付けしたレンズ豆のカレー煮込みもクリュッグ 2002との相性が秀逸です。デザートでは、オレンジのティラミスやニンジンを使ったシナモンブリオッシュ、またはショウガとレモンのムースとも極上の組み合わせが愉しめます。
テイスティングノート
人を惹きつけるフレッシュな香りは自然な深みと優雅さを秘め、さまざまな種類の果実の芳香を濃厚に立ち上らせます。オレンジの多彩なアロマのブーケに、リコリス(甘草)と軽やかなチョコレートビスケットの香りが心地良く重なります。
口に含めば、圧倒的なみずみずしさを湛えた果実やトロピカルフルーツ、野生の果物、砂糖漬けの果実を感じさせる、驚異的なまでにバランスの取れた繊細な味わいが広がります。赤や白の果物や柑橘類の風味に、カシスやチョコレート、オレンジピールの砂糖漬け、ココアビーンズ、スモーキーな香りの蜂蜜、トーストのフレーバーがいきいきとしたアクセントを添え、長く続く余韻を残します。
評価
評価 99/100
Decanter - 2020
クリュッグエクスペリエンス
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と音楽
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