クリュッグ・ウェイ

メゾンを象徴する場所の数々

パート 1

メゾンは1843年の創業時よりランスを拠点としていますが、その歴史的な建造物はシャンパーニュ地方全域に散らばっています。ファミリー・ハウスや歴史的なセラーから、メゾンを象徴するクロと呼ばれる壁に囲まれたブドウ畑、あるいはアンボネにある新しい「Joseph」ワイナリーまで、クリュッグは地域の景観に溶け込み、その保護に尽力しています。シャンパーニュ地方のみならず、メゾンは世界中に存在するクリュッグ・アンバサダーのコミュニティによって、グローバルな存在感を示しています。 

パート 2
The Krug Family House in Reims

クリュッグ・ファミリー・ハウス

クリュッグ・ファミリー・ハウスは1868年以来、ランスのコクベール通り5番地に位置しています。2017年に全面改装されたクリュッグ家の旧邸宅の地下には、メゾンの歴史的なセラーとリザーブ・ワイン・ライブラリーが存在します。1階には「400本のワインの壁」のテイスティングルームがあり、これは最高醸造責任者であるジュリー・カヴィルが毎年クリュッグ グランド・キュヴェを造る際にオーディションを行うワインの数に因んでいます。

賑やかな作業の場所であり、おもてなしの場でもあるファミリー・ハウスでは、クリュッグ・ラヴァーやメゾンの友人たちが、ミシュランの星を獲得したシェフ、アルノー・ラルマンの指揮で作られた料理とシャンパーニュのペアリングを楽しむことができます。

The Lodge in the village of Trépail

クリュッグのロッジ

2023年、メゾンは、トレパイユ村のブドウ畑を見下ろすロッジをオープンしました。修復プロジェクトは、建築遺産を含めたシャンパーニュ地方の景観を保護するというメゾンの取り組みによって推進されました。こちらのロッジは、かつてワイン生産者が道具の保管場所として、また時にはシェルターとして使っていた質素な建物で、テリトリー内ではよく見られます。 

クリュッグ・ラヴァーの皆様に対するおもてなしの空間として、シャンパーニュ地方のブドウ畑の中心でクリュッグのクラフツマンシップを発見していただくために整備されました。

The Clos du Mesnil vineyard

石壁に囲まれたブドウ畑

歴史的な石壁に囲まれた2箇所のブドウ畑はメゾンを象徴するものとなっています。わずか1.84ヘクタールのクロ・デュ・メニルは、ル・メニル・シュール・オジェに位置し、そのシャルドネの純度の高さで有名です。クロ・ダンボネにいたってはアンボネ村の中心に位置するたった0.68ヘクタールの広さの畑ですが、ピノ・ノワールの卓越した深みのある味わいで知られます。貴重なテロワールであるこれらの小さな畑は、クリュッグにおける区画ごとのワイン造りのアプローチを体現しています。 

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パート 3

The

「Joseph」ワイナリー

7年の歳月をかけて2024年に設立された「Joseph」ワイナリーは、クリュッグのクロ・ダンボネにあります。 この最新施設は環境に配慮して設計され、クリュッグのすべての醸造工程を1つのスペースに集約し、毎年最も贅沢なシャンパーニュの表現を生み出すための最良の条件を兼ね備えています。
Inside the Joseph winery

「Joseph」ワイナリーは、私たちによる私たちのための設計であり、さらに次世代への継承を念頭において設計されました。長年の計画により、伝統を尊重し、シャンパーニュ造りのためだけでなく、環境にも最大限の配慮をしながら、快適さや労働環境を改善するための技術革新が可能になりました。 

「Joseph」はHQE認証を受けており、格付けは「exceptional (非常に素晴らしい)」となっています。これは、エネルギーと水の消費を最小限に抑え、廃棄物の再利用とリサイクルを行って環境への影響を抑えることによって、建物として二酸化炭素排出量を削減していることを示すものです。この認証を得ていることは、それ自体が目的ではなく、土地に恩返しをし、持続可能なワイン造りを追求するというメゾン・クリュッグの生来の願いの証となっています。 

「Joseph」ワイナリーの2つの建物は、ピュアで現代的な美しさをまとい、周囲の村やテロワールと呼応し合う有機的なラインによって視覚的なインパクトを最小限に抑えるように設計されました。元の景観に調和するように配置されたこの建物は、豊かなヘリテージとパワフルな現代のエネルギーの架け橋となっています。

Julie Cavil, Krug Cellar Master
「ヨーゼフ・クリュッグの夢を未来に引き継ぐということは、現在と未来のツールやリソースを用いて、彼の基本原則を尊重していくことです。」

クリュッグ最高醸造責任者、ジュリー・カヴィル

Portrait of Krug's Tasting Committee member Isabelle Bui
「認証を得ることが目的ではありません。HQEのアプローチは、プロジェクトの舵取りをするための真のツールでした。当初から取り入れられ、プロセス全体を通してあらゆる意思決定に使用されました。正しい問いかけをし、意識的な選択をし、考慮することを可能にするチェックリストであったわけです。」

ワイン醸造開発マネージャー、イザベル・ブイ 

メゾンの広がり

クリュッグ
アンバサダー

Krug Ambassade Tim Raue, Germany

世界中のクリュッグ・アンバサダーによってクリュッグに命が吹き込まれています。アンバサダーというのは、クリュッグを提供する場所である以上に、クリュッグ・ラヴァーであるシェフやソムリエ、レストランの経営者、バーテンダー、高級ワイン販売者など、メゾンが特権的な関係を享受している人々を指しています。 

そこはメゾンの価値観や品質へのこだわりが共有されるグローバル・コミュニティであり、クリュッグ・ラヴァーが心から楽しめる最高の場所です。

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パート 4

クリュッグ
の世界へ
ようこそ

Krug Cellar Master Julie Cavil in the vineyard
タイトル:

クラフツマンシップ

内容:
1843年以来、メゾンは、気候の変化に関わらず最高のシャンパーニュを毎年世に送り届けたいというヨーゼフ・クリュッグのビジョンを体現してきました。
タイトル:

クリュッグを楽しむコツ

内容:
クリュッグのシャンパーニュの楽しみ方にルールはありません。人それぞれの楽しみ方があります。とはいえ、適したグラスで、適切な温度で提供するなど、テイスティング体験を高める方法がいくつか存在します。
Olivier Krug holding a portrait of Maison Krug founder Joseph Krug
タイトル:

メゾンのストーリー

内容:
ヨーゼフ・クリュッグは、シャンパーニュの本質とは歓びそのものであるとの考えのもと、1843年にメゾン・クリュッグを設立しました。彼の夢は、自身が造り得る最高級のシャンパーニュを、気候に左右されることなく毎年世に送り届けることでした。