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Krug 1998

Krug Vintage
1998

クリュッグ1998は、シャルドネにとって最適な条件が揃った年に造られました。コントラストのある天候を特徴とするシャンパーニュ地方ならではのクラシック・ヴィンテージの個性とエレガンスを表現しています。テイスティング委員会は、このシャンパーニュを「シャルドネへのオマージュ」と名づけました。

クリュッグ1998は、シャルドネを46%、ピノ・ノワールを35%、ムニエを19%配合しています。

ブレンド

35 %
ピノ・ノワール
46 %
シャルドネ
19 %
ムニエ
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ブレンド:
1998年度のワイン100%
打栓の時期:
春 2010

インタビュー セラーマスター

ジュリー・カビル

Julie Cavil, Krug Cellar Master
8月の暑い天候は、ピノ・ノワールとムニエに豊潤さをもたらしました。収穫初期の頃のシャルドネ、特にコート・デ・ブランとトレペールのシャルドネがブレンドのバランスをとり、生き生きとした味わいを生み出しています。最初のテイスティングで、クリュッグ1998をシャルドネ主体で造ることはすぐに決定しました。クリュッグ1998は、クリュッグの全ヴィンテージの中で、このケースに当てはまる2番目のヴィンテージとなっています。最初にシャルドネ主体で造られたのは1981年のことでした。

ジュリー・カビル、クリュッグ セラーマスター

1998年はシャンパーニュ地方の標準的な気候で、この地域ならではの非常にコントラストに富んだ一年となりました。とりわけ8月の暑さは顕著で、1962年に記録されたこれまでの最高気温を上回りました。その後も気温が39度にまで迫り、ブドウの葉が焼け始めるのを醸造チームは不安な気持ちで見守ることとなりました。実際に、この年の収穫予想の5~10%がダメージを受けたとされています。

さらに、8月後半には激しい雨が続き、不安はますます大きくなります。しかし、幸運なことに、9月上旬には状況が一変。乾燥した温暖な日が続くと、誰もが胸をなでおろし、9月第3週には収穫に理想的な条件が整いました。気候の変化は激しかったものの、1998年は、質・量ともに素晴らしいブドウが収穫できた一年として記憶に残っていくことでしょう。

ブレンドは、この年のシャルドネ、特に、コート・デ・ブランとトレパイユ村のブドウ畑からのものが主役となり、良好な熟成の可能性を保証するために必要なダイナミズムを注入し、この年の他のワインの華やかさを落ち着かせています。

1998年の物語を巧く表現するため、このシャンパーニュはシャルドネを中心に構成されています(46%)。ほとんどすべてのピノ・ノワール(35%)が、南部モンターニュ・ド・ランスから選ばれ、これによってクリュッグ 1998の基盤が磐石なものとなりました。最後に、主にヴァレ・ド・ラ・マルヌの左側に位置するルヴィニー村からのムニエ(19%)が選ばれましたが、右側の丘陵地よりも晴天が少なかったことで、独特のフレッシュさがもたらされました。

これは私がクリュッグで手掛けた最初のヴィンテージであり、メゾンとしてもクリュッグ 1981以来、シャルドネにフォーカスした2番目のクリュッグ ヴィンテージとなります。アンリもまた、勝者がシャルドネの年には、その年の物語は勝者へのオマージュとすべきだと考えていたようです。

テイスティング委員会では、クリュッグ 1998が1989年の丸みと温かみを備えた特徴と、クリュッグ 1988の極上のエレガンスと新鮮さを共有していると評価されています。クリュッグ 1998は、驚くほどの純粋さ、明確さ、エレガンス、極めて長い余韻が紡ぐ物語です。

セラーでの時を経て:

このボトルは、約19年にわたってクリュッグのセラーで熟成されます。時間の経過によって独特の表現とエレガンスが生まれ、春 2010のコルクが付与されます。

パート 1
Food Pairing by Chef Ricardo Chaneton

フードペアリング

クリュッグ 1998は、レモンソースや柑橘類を添えたスズキやヒラメなどの繊細な魚料理との相性が抜群です。砂糖漬けのショウガやその他のスパイスを添えて、スパイシーな料理やエキゾチックな料理(日本料理、中華料理、インド料理、タイ料理)ともお愉しみいただけます。

Vintage_1998_tasting notes_square.png

テイスティングノート

深みのある明るいゴールド色は、みずみずしさと成熟の絶妙なコントラストを感じさせます。

その香りは、パンやヘーゼルナッツ、ドライフルーツ、カラメリゼしたオレンジピールや温かいココア、最後はコショウとジンジャーブレッドのよう。

口に含むと、柔らかくクリーミーな食感が特徴のフルーツのコンフィやカラメリゼしたオレンジピール、ドライフルーツ、コショウ、ジンジャーブレッドの味わいを想起させます。

注 :

正しい温度

メゾンクリュッグは、シャンパーニュをサーブする温度を9度から12度の間でお勧めしております。それより低い温度になると味わいや香りが限定されてしまいます。
注 :

ふさわしいグラス

2011年、ハウス・オブ・クリュッグは有名なグラスメーカー、リーデルと提携し、クリュッグのシャンパンの味と香りを惜しみなく表現したグラスをデザインした。
注 :

時がもたらす作用

プレステージ・キュヴェであるKRUGシャンパーニュは素晴らしい熟成をみせ、時間とともにコクとエレガンスが生まれます。
KV_solo_1998.jpg

評価

「豊かな舌触りと力強く鋭い酸味が調和したシャンパーニュ。レモンメレンゲ、ヘーゼルナッツ、黒スグリ、そして新鮮なポルチーニ茸の豊かな風味の中で、春の花々やタイム、チャイの香りが際立つ。文句なしに素晴らしい。」

評価 98/100

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