East End Cellars Norwood

マシュー・スメイスターズ氏をインタビュー

ホスピタリティとは、親友や家族にするのと同じレベルのサービスを受けられるひとときをお客様に提供することです。その食事は単なる栄養補給でなく、日常や心配事を忘れて笑顔でいられる時間となります。提供するワインから、調理する料理の質、給仕するスタッフ、そして音楽に至るまで、私たちは常にゲスト第一で考えています。

人のどのような資質を重視しますか？

仕事の観点であるならば、何よりも仕事に対する情熱を持ち、忍耐強く、野心家であること、また完璧主義や忠誠心の高さといった要素を重視します。私にとって価値のある、長いお付き合いをさせていただいている方々は、そういった資質を持っている傾向があります。

インスピレーションの源は何ですか？

いままでのキャリアで一緒に仕事をしてきた、信じられないほどの情熱に溢れ、勤勉な人たちから影響を受けています。15歳でこの道に入って、最初に仕事を教えてくれた方々や、日々一緒に働いている仲間たちにまで、さまざまな顔が浮かびます。

一番印象に残っている自分で作った料理、または自分が食べた料理は何ですか？

8年ほど前、スウェーデンのファビケンという店で父と食事をする機会がありました。それは現実離れした強烈な体験でした。ベルギーから飛行機に乗って、2回乗り継ぎ、着陸帯が一つしかない小さな地方空港に到着しました。そこからレンタカーで1時間ほど走り、人里離れた農家のレストランに辿り着きました。そこでは、玄関での出迎えから、翌日車で出発する瞬間まで、魔法のような体験だったのです。残念ながらその店は現在閉店中ですが、私はそこにいらっしゃったマグナス・ニルソンシェフがいつか新しいレストランをオープンするのを待っています。もし彼がお店を開いたら、私は一番最初に予約するでしょう。

一番幸せだと感じる場所はどこですか？

食事を楽しんでいるときです。その食事がカジュアルであろうと高級なものであろうと、愛する人たちとの美味しい食事は最高のひとときです。私の食に対する情熱は他の何にも引けを取りませんが、ワインに関しては長時間走ったりするような持久スポーツと同じくらい大好きで、どちらも甲乙つけがたいです。意外な組み合わせかもしれませんね。

4人のお客様にディナーを用意できるとしたら、誰のために？

バラク・オバマ、アンソニー・ボーディン、エルトン・ジョン、トム・ブレイディのために料理を作り、一緒に食事をできたらいいですね。名前を挙げたのはそれぞれの分野で成功を収め、世界に影響を与えてきたインスピレーションに溢れた方ばかりです。アンソニー・ボーディンは、私が料理人となるきっかけとなった人物です。10代後半、私はよくナショナル・ジオグラフィックで彼の番組を見ていました。

クリュッグを楽しむのに最適な時間はいつですか？

私もパートナーもクリュッグを愛飲しています。年に数回はボトルを購入し、仕事の狂騒を忘れられるひとときを楽しんでいます。クリスマスの日にクリュッグロゼのボトルを開け、大切な人たちと楽しんでいる写真を友人同士送り合うということもしています。